他の市にお住まいの方から、母が亡くなってしまったので遺品整理をしてもらいたいとお電話がありました。
もう形見分けは終了しているので残っているものは全て不用品として持っていってくださいとの事でした。
お見積りし、了承をいただき作業日を決めます。当日は、作業前と作業後しか立ち会いができないとの事でしたが、ご依頼者様が立ち会えなくても心を込めて作業させていただきます！
市営住宅におひとりで住まわれていたご依頼者様のお母さま。
部屋はとても綺麗に片付いています。

細かいところまで全て確認し、タンスの後ろに写真立てが落ちており、そこには4年前に亡くなった故人様の旦那様とのお写真が。
ホコリまみれでしたが、綺麗にふき取り、作業終了後にご依頼者様にお渡しさせていただいたところ、とても喜んでいただけました。ご依頼者様の家のリビングに飾るとおっしゃっていました。
1DKのお部屋、2t車1台で作業員2人にて無事終了いたしました。
何もなくなった部屋をご依頼者様が最後に一人で見たいとおっしゃり、一度作業員は外で待機していました。数分後出てきたご依頼者様は目を真っ赤にしながら、「お待たせしてごめんなさい、やっぱり悲しいものですね」と。
それでも「スッキリしました、ありがとうございます」と言って頂けました。

私たちは「不用品」という名目で引き取りをします。
ですが、故人様やご依頼者様にとっては「不用品」という言葉では片付けられないものです。
故人様の生きた証になるのです。
このお仕事には「心」が必要です。
ご依頼者様の家族になった気持ちで全ての物を丁寧に真心こめて扱わせていただきます。
この度は、川口遺品整理・生前整理相談センター(株)N.Iパートナーズにご依頼いただき、誠にありがとうございました。